2009年05月22日

オーディオテクニカ「ATH-A1000X」のレビュー

今回はオーディオテクニカのヘッドホン、「ATH-A1000X」のレビューを書いてみようかと思います。

上位には及ばないもののかなり繊細な表現をするヘッドホン


同じオーディオテクニカの限定版ヘッドホン「ATH-A900Ti」の比較用として購入したものですね。
音質はアートモニター最上位の「ATH-A2000X」に劣ることは分かっているんですが、それでも音の出方が似ていることや価格が安いことを理由にこちらを購入しております。



○ATH-A1000X
アートモニター最新機種の一つ。
定価は60900円、販売価格が約30000円以上もする高級ヘッドホンです。

同時に発売された「ATH-A2000X」の影に隠れた感のあるヘッドホンですよね。
音質は上位機種に比べてわずかに篭って聴こえるほか、音色の艶やかさや、音場感、解像度などは「ATH-A2000X」に若干劣る程度だと思います。

高音が強めですが、ほとんどシャリつくことはなく、非常に繊細な音を鳴らしてくれます。

中低音は控えめな感じです。
かなり自然な感じに鳴らしてくれます。

全体的に見ると高音寄りの音質ですね。
オーディオテクニカらしい金属的な音といえば分かりやすいかもしれません。
以前のアートモニターシリーズに比べ繊細な音ですが、音のアタック感が強く感じることもあり、ソースによっては耳に刺さるような聴こえ方も…。
繊細な音になってくると、どうしても量感が不足してしまいます。
また、低音が控えめなため、繋ぐ機器によってはスカスカした音になり迫力がなくなると思います。

私の場合はAUDIOTRAKのヘッドホンアンプ「DR.DAC2」で試聴したのですが、弱点の低音を補ってくれるため、非常にスピード感のある演奏が楽しめたんですが…。
ヨドバシカメラなどの店頭の試聴では、わかりづらい部分かもしれません…。



装着感ですが、これは駄目ですね。
今までのアートモニターシリーズに比べ軽いのはいいのですが、側圧が弱く、私のように頭が小さめの人にはすぐずれて落ちてしまうこともあります。
側圧だけでなくウイングサポートの支えも弱いんじゃないでしょうか。
安定感がない状態で聴いている感じです。
おそらく上位版の「ATH-A2000X」もこんな感じだと思います。
頭の大きい方には向いているかもしれませんが…。



音漏れは以前のアートモニターシリーズに比べると、やや漏れていたりしますが、遮音性は同程度ぐらいでしょうか…。

携帯性はもちろんありません…。

コードは「ATH-AD2000」や「ATH-A900Ti」などのようなクセのつきやすいもので、両出しです。




さて、販売価格が同程度の限定版ヘッドホン「ATH-A900Ti」との比較ですが、どちらも一長一短のような気がします。



音質は「ATH-A900Ti」は中低音が強めに出るのに対し、「ATH-A1000X」は高音強め。
前者はマイルドな音色であるのに対し、後者はエッジが効いた音色です。
「DR.DAC2」に繋ぐと、「ATH-A900Ti」は「ATH-A1000X」に比べて音の解像度が落ちているように聴こえますね。
音がぼやけてます。
逆に「ATH-A1000X」は、ほとんど篭り感がなく全体的に音の立ち上がりが良いため、曲にスピード感が出るようにも感じました。

音場表現は互角か、ソースによっては「ATH-A900Ti」のほうがわずかに上。
音の分解能は互角か、「ATH-A1000X」のほうがわずかに上です…。



装着感は正反対で、「ATH-A900Ti」は側圧がきつく、慣れないと長時間つけてられないのに対し、「ATH-A1000X」は前述した側圧の弱さと軽さでずれやすいです。




「ATH-A1000X」は、装着感が良ければ、価格以上の性能を持ったヘッドホンだと思います。
ここはなんとか改良してほしいところですね。

また、低音に迫力を求める方やノリ良く聴きたい方は、上位の「ATH-A2000X」を含め、まったく合わないと感じました。

購入するならば、これらの欠点を覚悟して買われたほうがよいと思います。

2009年05月20日

弟所有の「ATH-CK7」と「ATH-CKM70」を聴いてみた

私の弟ですが、オーディオテクニカのカナル型ヘッドホンである「ATH-CK7」と「ATH-CKM70」を所有していたので、弟から2つのヘッドホンを借りて、試聴してみました。
私もカナル型のヘッドホンが欲しいと思ったので、ちょっと参考になりました。



比較用として、実家に持ってきた同社のポータブルヘッドホン「ATH-ES55」を使用。
使用機材はPSPに東方の音楽抜き出しデータを入れたもの(未圧縮)です。
ヘッドホンアンプは持ってきてなかったため、使ってません。



まず、カナル型の2機種ですが、弟に装着してもらったところ、両方の機種ともに音漏れが「ATH-ES55」に比べて酷いと思いました。
特に「ATH-CK7」は離れていても高音のシンバル系の音が聴こえてしまいますね。
「ATH-CKM70」は、多少マシですが、音漏れはしてました。
逆に「ATH-ES55」は、ほとんど音漏れがしてないようです。
弟の耳の大きさがあっているのかな…。

但し、装着感はカナル型の2機種のほうがよいようで、「ATH-ES55」を10分くらい使っていると重く感じたようです。




さて、私の聴いてみた感想ですが、両方の機種とも癖が強い感じがしました。
おそらく、エージングがあまり済んでいないのかもしれませんね。
特に「ATH-CKM70」のほう…。



○ATH-CK7
高音が強く、低音もそこそこ鳴らしてくれる印象です。
但し、高音のシンバルやハイハットが強く出過ぎており、中音域が埋もれてしまってました。
曲によってはちょっと不快な感じがします。
低音は、音質は良いのですが、PSPで聴く限りでは、あまり音量が出てない感じです。

もともと高音の伸びの良さには定評があるヘッドホンなのですが、環境やソースによっては疲れるだけかもしれません。
また、音場は狭いです。

付け心地は良好ですね。



○ATH-CKM70
「ATH-CK7」とは違い、中低音が強いヘッドホン。
おそらくエージングが不足していると思いますが、とにかく全体的に篭った音質です。
エージング前の「ATH-PRO700」の音質に似ているかもしれません…。

この状態でも低音は迫力あるとは思いますが、なんか私好みの音ではないです。
エージングが50時間以上必須なヘッドホンという話をネットで聞いたことがあるので、まだまだエージングが足りていない気がします。

装着感は「ATH-CK7」よりも良かったです。
但し、コードが短いですね。
MP3プレイヤーだけに使うなら適度かもしれませんが、テレビに繋いで…というのは、延長コードを繋がない限り無理です…。





両方の機種とも、使い込んでいると言っている割にはクリアな音質ではなかったですね。
何度聴いても「ATH-ES55」のほうが音質は上でした。

弟のエージングの仕方に問題があるのかもしれません…。
ダンス系の曲しか聴かないからな〜…。





ちなみに弟はアートモニターシリーズの「ATH-A900」も持っていましたが、PSPに繋ぐと、お世辞にもあまりいい音質ではなかったです。
「ATH-ES55」のほうがまだ聴きやすいです…。
ポータブル機にはポータブル用にチューニングしたヘッドホンのほうが上なのかも…。

アートモニターシリーズの最下位機種である「ATH-A500」は、ヘッドホンアンプや優れたD/Aコンバータを使うと化けるので、この「ATH-A900」も同様かと思います…。



もしかすると、これも単にエージングが不足しているだけなのかもしれませんけれどね…。

2009年05月09日

オーディオテクニカ「ATH-ES55」のレビュー

今回はオーディオテクニカのポータブルヘッドホン、「ATH-ES55」のレビューです。



ポータブルヘッドホンは、音質面で大型のヘッドホンに劣ると思っていたのですが、なかなか馬鹿に出来ないものがありました。

小型のヘッドホンでも音質はなかなかいいものを持っています。


○ATH-ES55
オーディオテクニカのポータブルヘッドホンの中堅機種。
価格も実売で10000円以下で買えるのも魅力的です。

音質は低音がやや強いんですが輪郭がぼやけていなくてクリアです。
また、中音域もかなり綺麗な音質でした。
高音は耳につくような音はあまり出さないようです。
但し、音場は狭く、あまり音に奥行きを感じないと思いました。

上位機種と比べて小型のハウジングで携帯性も良いです。
それと、左右とも90度に曲げることが出来、片耳でモニタリングすることも可能です。

音漏れはあまり気にならないレベル。
しかし、外音遮断性は、外で使うとあまり良くなかったりします。

装着感は、小型で軽いため良好です。
但し、パッドの素材のせいか耳が蒸れやすいのが欠点です。

その他、コードがゴムのような素材のせいで、べたつきやすいです。
何かに絡まって思わず引っ張ってしまったら、断線する可能性があるので注意が必要かもしれませんね。





とりあえず、簡単に書けばこんなところですが、ちょっと他のオーディオテクニカのヘッドホンと音質比較してみました。

なお、使用機材はヘッドホンアンプの「DR.DAC2」、試聴曲はゲームミュージック。

東方地霊殿より、「ハートフェルトファンシー」
東方風神録より、「ネイティブフェイス」
東方怪綺談(PC-98より直接録音したWAVEデータ)より、「Romantic Children」

試聴曲に、何故「ゲームミュージック」とか「東方Project」関係ばかりなのかというと、ウチのブログはゲーム関連のブログだし、どうも「東方」で検索して来られる方がやたら多いからです(笑)
本当は「グラディウス」とかも入れておきたいんですが、やめておきました。




○ATH-A500
「ATH-A500」は、高音のシンバルやハイハット系の音が強く出るのに対し、「ATH-ES55」は耳にきつい音を出してきません。
中低音の解像度や音圧は、「ATH-ES55」のほうが上です。

なんか、ATH-A500は聴き比べてみると、低音が弱い分スカスカした印象ですね。
このヘッドホンは価格の割には音質が良いヘッドホンなんですけれどね。
但し、臨場感は「ATH-A500」が上です。
長時間聴いて、あまり苦にならないのも「ATH-A500」の方かと思いました。



○ATH-PRO700
低音はほぼ互角です。
但し、高音域や中音域は「ATH-ES55」のほうがクリアで綺麗に鳴らしてくれます。
こちらも臨場感、音の広がり方は「ATH-PRO700」のほうに分があります。
これのせいで聴きやすく感じるのは「ATH-PRO700」のほうです。

しかし、価格の安い「ATH-ES55」のほうが綺麗な音を出してきます。
「ATH-PRO700」は、これと比べると中音域の音の輪郭がぼやけて聴こえますね。
迫力はあるんですが…。
ピアノの音の美しさは「ATH-ES55」のほうが上ですよ。




ちなみに「ATH-A900Ti」や「ATH-A1000X」、「ATH-AD2000」とも比べてみたんですが、これくらいのクラスのヘッドホンになると音の情報量や臨場感が違いすぎるため、比較すること自体、無意味なので省略します。

音の解像度は、「ATH-A900」クラスに匹敵するものもあるんですけれどね…。

「ATH-ES55」は音の広がり方が狭いのが致命的かもしれません。
DSPで補正すれば、カバーできるかもしれませんけれど、その分音質は落ちるかと思います。
まあ、この価格で、これだけの音が出せるのは凄いかと思いますが…。



総合的に見れば、音質だけでなく携帯性や装着感に優れたものを持っており、トータルバランスに優れたヘッドホンではないでしょうか。

また音の広がり方が狭すぎて音が左右に分かれて聴こえてしまっていることもあり、長時間使用は結構疲れるのが難点ですが、「ATH-A500」や「ATH-PRO700」以上にクリアな音質のため、モニターヘッドホンという使い方もできそうですね。

2009年05月03日

早速「ATH-ES55」を持ち出してみた…。

先日購入したオーディオテクニカのポータブルヘッドホン、「ATH-ES55」を外に持ち出して使用してみました。



室内で聞く限りは、フラットで低音がやや控えめの音なんですよね。
高音が多少シャリつく感じ…。
まあ、オーディオテクニカらしい音質だと思います。

ハウジングの大きさを考えると、低音も十分出ているとは思いますが、私が所有するヘッドホンと比べると、やはり劣りますわ。

また、エージングがまだ完全ではないので、全体的にちょっと篭ってますが、十分に聴けるレベルです…。





さて、外に出て、歩きながら音楽を聴いてみたのですが、あまり外音遮断性はない気がします。
人の声が結構聞こえたり…。
それと、風が吹いている時ですが、風きり音が多少気になりました。

しかし、逆に音漏れは少なそうです。
会社の同僚に音漏れしているかどうか聴いてみたところ、ほとんど分からないようです。
高音はうまくシャットアウトしているみたいですね。





電車の中では、ボリュームを上げないと低音はほとんど聴こえません。

やはりこういった場所だと外の音が大きすぎて、音楽を楽しむことはちょっと難しいかもしれませんね。
まあ、場所が悪いといえばそれまでですが…。



携帯性や装着感は、軽くて付け心地も良好でしたが、前にも指摘したとおり、耳が蒸れやすいです。

また、コードがゴムのような感触がちょっと気になりました。
衣服に絡まるとコードが引っ張られてしまいます。
気をつけないと断線するかもしれませんよ…。



ポータブルヘッドホンって、どれもこういうものなのかな〜…。
意外と使いづらいです。





この「ATH-ES55」の音質に関しては、エージングがさらに進んでからレビューしたいと思います。

オーディオテクニカ「ATH-ES55」、「ATH-A1000X」を購入しました

PSPを購入し、どうしても小型のヘッドホンが欲しくなったので、オーディオテクニカのポータブルヘッドホン「ATH-ES55」を購入しました。



オーディオテクニカのヘッドホンは、もうかなりの数を持っておりますが、携帯性のある小型のヘッドホンは全然持っていないんですよね。
これより上位の「ATH-ES7」になるとハウジングが一回り大きくなるので、このヘッドホンを購入しました。

携帯性や軽さ、装着感を重視したいということで、音はまるで期待してなかったのですが、試聴してみるとなかなかいい音を出してくれます。

ただし、長時間装着すると耳が蒸れてしまうのが欠点かもしれませんね。
夏場だとさらにきつくなりそう…。



これのレビューはもう少しエージングが進んでから書きたいと思います。





また、何故かアートモニターシリーズの「ATH-A1000X」を購入しております。
購入動機は、ただ単に「ATH-A900Ti」と聴き比べたかったからです(笑)
「ATH-A900Ti」は音質的にとても温かみのあるヘッドホンなのですが、上位の「ATH-A1000X」はまた違った音を出すはずです。

店頭で試聴してみたところ、「ATH-A1000X」は音の出方がアートモニター最上位の「ATH-A2000X」に似てますが、音のクリアさは若干劣ります。
低音は綺麗なんですが、音圧が乏しいかもしれませんね。



これもエージングが十分に済んでから個人的に評価したいと思います。

2009年04月28日

オーディオテクニカ「ATH-PRO700」のレビュー

実は「ATH-AD2000」と同じ頃に購入していたオーディオテクニカの「ATH-PRO700」というヘッドホンですが、ある程度エージングも進んできたので、そろそろレビューしてみます。
これを私が購入した動機というのは、音楽鑑賞の用途で使うのではなく、音楽制作(耳コピ)用途で購入しました。

エージングすると音が大きく変わります。


○ATH-PRO700
DJ用ヘッドホン。
同社のアートモニターシリーズより一回り小さなヘッドホンで、DJ用途に作られたものです。
オープン価格で販売され、安いところで約12000円ぐらいで購入できます。
特徴的なのは、小さく折りたたむことができることやハウジングを90度回転させ、片耳でモニタリングできることでしょうか。



エージングは絶対必須のヘッドホンで、購入当初は、中音や高音が篭り、低音だけが派手になるような印象で、とても聴きづらいです。
しかし、10時間以上エージングしていくと、曇りがだんだん晴れていき、なかなかクリアな音を出すようになります。

アートモニター最下位機種のヘッドホンである「ATH-A500」と比べると、エージング前であれば「ATH-A500」のほうが聴きやすいのですが、エージングが進むと上位の「ATH-A700」以上の音を出すようになります。
特に低音に関しては厚みがあり、とても迫力があります。

但し、音の広がり方は狭く、音の解像度や分解能もあまり高くない気がします。

ちょっとクセのある音を出すため、低音を重視したジャンル(ヒップホップやジャズなど)は聴きやすいのですが、クラシックやロックなど音楽ジャンルやソースによってはベースが強調されることもあり、あまり向かないかもしれませんね。



装着感は側圧が非常にきつくて、長時間の使用は向かないですね。
場合によっては頭が痛くなります。

かといって、ヘッドホンがフィットして外れにくいかと思えば、意外にも簡単に外れやすいです。
ちょっと頭を動かしただけでもズレ落ちてしまうこともあるんですよ。
DJ用ヘッドホンとして疑問が残ります…。
頭の大きさを選ぶヘッドホンなのかな〜…(苦笑)



またイヤーパッドの素材のせいもあるかもしれませんが、結構蒸れます。
夏場は要注意かもしれません。



それとコードですが、片出しのカールコードを採用しております。
DJ用途として使うのであればベストかもしれませんが、部屋でじっくり音楽鑑賞するのにはコードの形状上短すぎたり、MP3プレイヤーなどのヘッドホンに使うのは逆にコードが長すぎて邪魔になりやすく、あまり向かないと思います。



携帯性は外に持ち出すには、重くて大きすぎでしょうか。
外音遮断性は結構あると思うんですけれどね。





結局のところ、DJ用や音楽制作用として使うのが一番いいと思いますが、それ以外の用途ではあまりオススメできないヘッドホンかもしれません。

しかし、オーディオテクニカのヘッドホンとしては珍しく低音が強いので、そういった音楽ジャンルが好きな方であれば購入してみるのも良いかと思います。

2009年03月30日

オーディオテクニカ「ATH-AD2000」のレビュー

「ATH-A900Ti」に続きまして、今度は「ATH-AD2000」のレビューを…。
こちらの機種は知人から安価で頂いた中古品なので、長いエージングは不要と判断し、早めに感想とかを書いておきます。

苦手ジャンルが少ないヘッドホン


○ATH-AD2000
オーディオテクニカのエアーダイナミックシリーズ最上位。
定価は84000円、実売50000円前後の高級ヘッドホンです。

オープンエアタイプならではの音の抜けの良さだけでなく、このモデルは全音域を満遍なく鳴らしてくれます。
非常に音の立ち上がりが良く、細かな音まで拾い、それでいて臨場感もあり、とてもフラットな印象です。

高音は、耳に刺さるような尖った音は出ません。
音が全体的に明るく、篭っている感じはほとんどしません。
やや音に艶があるようにも感じます。
音質が明るくなったのとアタック感が強いせいか、パーカッション系が結構派手に鳴りますね。

低音は音圧はそれほど強くないものの、音の輪郭がしっかりしており好印象です。
これより下位のエアーダイナミックシリーズだと多少ぼやけて聴こえたりするんですが、こちらは引き締まって聴こえます。

ほとんど全てのジャンルを高い水準で鳴らせるようなヘッドホンだと思います。
オーディオテクニカらしく音場が前に来るのが特徴です。
それが欠点といえば欠点かもしれません。



ただ、音質がここまで良くても、「ATH-A900Ti」で感じたような面白みがあまり感じなかったです。
音質的には申し分ないのですが、なにかが物足りなく感じるんですよね。
低音に関しては「ATH-900Ti」に比べて、音圧が足りないからかもしれません…。
篭り感はあるものの、中音の艶やかさも「ATH-A900Ti」のほうが勝っている印象です。
また、「ATH-A900Ti」以上の音の情報量なのですが、音の分解能が高すぎて、逆に聴きづらい感じもします。
フラットな音質なのでモニター用にも使えそうですが…、果たしてどうでしょうかね〜…。




装着感は、「ATH-A500」などに比べると軽いです。
側圧に関してはまあまあですね。
問題はイヤーパッドが薄いせいか、耳に直接ハウジング部が当たることもあり、長時間付けていると痛く感じることもあります。
また、開放型のため通気性は密閉型よりも上であるため、夏場は汗をかかずに済むかもしれません。

携帯性はまったくなく、外音遮断性もオープンエアタイプなので皆無です。
部屋で1人でじっくりと音楽を楽しむ方向けの製品と言えるでしょう。





否定的なことを書いてはいますが、非常に高水準なヘッドホンであることには間違いないです。
どのジャンルにも安定してフラットな音質で鳴らすので、ヘッドホン環境をこれ1台で完結させるのも良いかもしれませんね。

私の場合ですが、基本的に「ATH-A900Ti」をメインにして、「ATH-AD2000」はサブで使っていきそうです。
簡単に言ってしまえば、ジャンルによって使い分けると思います。

2009年03月28日

オーディオテクニカ「ATH-A900Ti」のレビュー

私の持っているオーディオテクニカの「ATH-A900Ti」ですが、購入してから約1ヶ月経ち、音も安定してきたので、そろそろ感想でも書いてみようかと思います。

外見上は下位のアートモニターシリーズとあまり変わりないですが…。


○ATH-A900Ti
定価が50000円の限定版ヘッドホン。
現在、これを新品で購入できるところは、ほとんどないかもしれません。
先月、ビックカメラの有楽町で新品が売っていたのですが、現在は見事に完売しちゃってます。

価格は高いのですが、その価格に見合う音質は確保しております。
無印版「ATH-A900」以下のグレードの「アートモニターシリーズ」の音はフラットな音質ですが比較的高音が強めで低音が抑えられたような感じがします。
ところが、この「ATH-A900Ti」は、高音よりも中低音域が前に出てきており、なかなか甘くてマイルドな音質です。
いい意味でオーディオテクニカらしくない音なんですよね。
人の好みにもよるかもしれませんが、上位の「ATH-A2000X」や「ATH-A1000X」よりも音がよく聴こえたりします…。

音の解像度や定位もよく、臨場感も「ATH-A900」よりも上がっておりますね。
AUDIOTREKの「DR.DAC2」などのヘッドホンアンプに繋ぐと、さらに細かな音も拾ってくれますよ。

私の愛用ヘッドホンである「ATH-A500」と比較すると、音の篭りも少なく、音の広がり方がまるで違います。
高音で尖った音が出ないので、長時間聴いていても聴き疲れはしないかと思います。



装着感は、側圧がきつめです。
長く使っていれば、そのうちよくなってくると思いますが、最初のうちは聴き疲れよりも側圧のせいであまり長く使用できないかもしれませんね。
また、「ATH-A500」に比べると若干重さを感じます。



携帯性や外音遮断性は、「ATH-A500」のレビューと同じです。
携帯するのには、ヘッドホンが大きすぎて全く向きません。



他に気になったところは、コード関係です。
今まで片出しだったコードですが、この機種は両出しになっております。
音質を向上させるためなので、それにはあまり文句はないのですが、「ATH-A500」に比べるとクセが付きやすくなっておりますね。

また、チタンハウジングで高級感があるのですが、指紋がつきやすいので、まめに清掃が必要かもしれません。




こんなところでしょうか。
音質的にはとても聴きやすいヘッドホンだと思います。
最上位の「ATH-A2000X」のように高音がとても繊細というわけではないのですが、音の一つ一つに温かみがあって、オススメできるヘッドホンです。

これが限定版でなければ、もっと良かったのですけれどね〜…。

2009年03月21日

「ATH-AD2000」を入手しました

実は先日、知人からオーディオテクニカの開放型ヘッドホンである「ATH-AD2000」を3万円ちょっとぐらいで譲ってくれました。
何でも開放型ではなく、あまり音漏れのしない密閉型のオーディオテクニカのヘッドホンを購入するそうで…。
おそらく「ATH-W5000」あたりかと思いますけど…。



まあ、そんなわけで、早速動作確認を含めて、これをヘッドホンアンプの「Dr.DAC2」に通して聴いてみると…。



おおっ…。

これは、密閉型のアートモニターシリーズとはまるで音の出方が違いますね…。

音の解像度が高いだけでなく、音のアタックが強いヘッドホンだと感じました。

全体的に低音から高音までの繊細な音までも鳴らしきり非常にクリアでフラットな音質なのですが、それ以上に音の一つ一つに力強さが感じられます。
パーカッション系の音が派手に鳴りますわ…。

流石、定価で8万円もするオープンエアーの最上位ヘッドホンだけはあります…。
どんなジャンルでも高い水準で鳴らしてしまいそうですね…。



但し、装着感は軽いのはいいのですが、イヤーパッドが薄いため耳に当たり、長時間つけていると耳が痛くなりますね。
また、側圧も微妙に気になります。





とりあえず、これを安く入手できたのは良かったです。
ヘッドホンアンプの「Dr.DAC2」との相性も良く感じますし…。



しかし、私が所有するヘッドホンは全てオーディオテクニカになってきてますね…。
「ATH-A900Ti」も「ATH-A500」も持っているのに…。

さらに高音質を求めて、上位の「ATH-W5000」とか「ATH-W1000」のような木のヘッドホンも買うかもしれない…。

少しは自重しないと…(笑)

2009年03月15日

DR.DAC2、エージング中です

先日購入したAUDIOTRAKのヘッドホンアンプ「DR.DAC2」ですが、昨日はずっと音楽を鳴らしっぱなしでエージング中。



購入した当初は、音質は非常にクリアなんですが、中高音が割れることもあったんですよね。
それが少しずつ落ち着いてきた感じになってきました。
使っているヘッドホンもエージング中の「ATH-A900Ti」なので、それがアンプの性能なのか、ヘッドホンの性能なのかわかりませんが…。

この機種、エージングが完全に終わるのはだいたい400時間以上という長い時間とどこかで聞いた事があるので、今後も音に変化があるかと思います。
これは、ちょっと楽しみです。





今の段階で「DR.DAC2」と「ATH-A900Ti」の組み合わせでボリュームを絞って聴いても、臨場感があるだけでなく、音に艶があり、細かな音を拾ってくれます。

聴いていて気持ちがいいですよ。

2009年03月09日

AUDIOTRAK「DR.DAC2」を購入しました

今回は、ヘッドホンアンプのAUDIOTRAK「DR.DAC2」を購入してきました。

以前にもヘッドホンアンプのことで記事にしましたが、オーテクのヘッドホンである「ATH-A900Ti」や「ATH-A500」のポテンシャルをさらに引き出したいと思い、ネットでもなかなか評判の良い「DR.DAC2」を購入しました。

本来、パソコンに繋げるならばUSBにて接続するのですが、ヘッドホンアンプ単体として使いたかったため、エディロールの「UA-4FX」のデジタル出力と接続しております。



早速これを使ってみたところ、音質の違いに感動してしまいました。

まずは、「ATH-A900Ti」を接続して聴いてみました。
音質的には「UA-4FX」と大して変わらないと思ったのですが、音の解像度がさらに高くなり、高音域から低音域までしっかり鳴らしてくれます。
音に奥行きが出た気もしますね。

この製品のウリの一つである、D/Aコンバータの性能の高さには驚かされますよ。
音の細かなニュアンスも聴き取れてしまいます…。
今まで聴こえなかった音が聴こえてきて、なかなか良い感じです。
それでいてノイズを拾うことはありません。

また、「UA-4FX」のヘッドホン端子とヘッドホンを繋ぐと曲によっては音が広がりすぎたりするのですが、「DR.DAC2」は定位感もしっかりしているようで、あまり聴き疲れはしません。



次に「ATH-A500」です。
これは大きく化けました…(笑)

聴いた時に思ったのですが、音がマイルドになった気がします。
音の出方がフラットなヘッドホンアンプかと思ったのですが、やや中音域が出ているのかもしれません。
「UA-4FX」やONKYOのプリメインアンプ「A-922M LTD」のヘッドホン端子に繋ぐ音との違いに、もう感動してしまいました(笑)
安価な「ATH-A500」でも、ここまで音が良くなるのかと思いましたよ。
但し、このヘッドホンの性格上、どうしても高音のシンバル系の音が耳にささることがあります。
それでも他の機材に繋ぐよりはかなり落ち着いて聴こえますけれどね。





ヘッドホンの性能を引き上げるヘッドホンアンプですが、値段が高いもののこれを購入して正解でした。
D/Aコンバータの性能が高いため、パソコン環境だけで使うのがもったいないくらいです。


購入する前はヘッドホンアンプとしてだけではなく、D/Aコンバータ単体としても使おうかとも考えたのですが、それはやめて、しばらくはヘッドホンアンプのみで使っていこうかと思います。

2009年03月04日

やっぱりヘッドホンアンプも欲しいです

最近、またハマっているPCオーディオですが、今度はヘッドホンアンプを導入しようか検討中…。





現時点でも我が家の音楽環境は、前に比べると随分と良くなったかと思います。

まず、パソコンからエディロールのUSBオーディオデバイス「UA-4FX」をUSBで接続。
以前は、この「UA-4FX」からヤマハのマルチメディアアンプ「RP-U100」にデジタル接続していたのですが、それをやめて、ONKYOの古いプリメインアンプ「A-922M LTD」にアナログ接続し、スピーカーの「D-202AU LTD」への接続にはモンスターケーブルの太いコードで繋ぎました。
ちょっとしたパソコンの音楽を鳴らすには、少し贅沢すぎるような構成ですね。
もちろん音も満足できます。

しかし、現在の不満点はヘッドホン関係なんですよね。
せっかく購入したオーディオテクニカの「ATH-A900Ti」ですが、今の構成では自分好みの音が出てないと感じています。
USBオーディオの「UA-4FX」のヘッドホン端子だと、音がクリアなのはいいんですが、なんか変に音が広がりすぎる気がします。
また、プリメインアンプの「A-922M LTD」のヘッドホン端子は中低音がぼやけて聴こえてしまうんですよ。

これを綺麗に鳴らすには、やはり専用のヘッドホンアンプが必要かと思います。





さて、ヘッドホンアンプで欲しいなと思ったのは、AUDIOTRAKの「DR.DAC2」ですね。
いろいろな方のレビューでも評判が良く、オーディオショップで実際に試聴したときもクリアでシャープな音質でした。
それだけでなく、D/Aコンバータとしても非常に優秀だそうです。
また、「UA-4FX」のようなUSBオーディオとしても使えるとのこと。

スペック的に弱点かと思ったことは、A/Dコンバータを搭載していないため、「UA-4FX」では可能なRCA端子からの録音ができないことでしょうか。
私としては外部MIDI音源から録音するケースが多いので、これがないと「Dr.DAC2」単体では使えませんね。

もし、これを購入する場合は、「UA-4FX」を残して、「UA-4FX」と「Dr.DAC2」をデジタル端子で繋ぎ、「Dr.DAC2」のアナログ出力からプリメインアンプに接続するのがベストかと思っています…。
これならば、ヘッドホンアンプの役割も果たせるし、高品質なD/Aコンバータの音質がプリメインアンプにも流れるわけです。





値段が高いのがネックなんですけれどね。
さてさて、どうしようかな…。

2009年03月03日

スピーカーコードの質も大事です

先日、ONKYOの「A-922M LTD」をパソコンに導入したのですが、ONKYOのスピーカーとの接続に「RP-U100」で使っていたごく普通の安いスピーカーコードを使っていたんですよね。

しかし、このONKYOの「D-202AU LTD」というスピーカーには、モンスターケーブルが付属していたのを今更ながら思い出し、早速押入れから引っ張り出して取り付けてみました。





パソコンから音楽を鳴らしてみましたが、あまりの音の変わり様に驚いております。
そして、忘れかけていた大事なことを思い出しましたよ。

ああ、この甘くて美しい音質なんですよ…。
私が昔、オーディオショップでこれを試聴して、あまりのピュアサウンドに感動し、ONKYOの「INTEC275」のアンプとスピーカーの購入を決めたのは…。



東方関連の曲を試聴しましたが、今までのスピーカーで鳴らしていたものとは完全に別物です。
また、同じスピーカーでもケーブルを良質なものに変えるだけで、ここまで見事に化けるとは思いませんでした。

上から下まできっちり音が出ており、特に中音域が前に出ているのですが、音がクリアなだけでなく艶やかでとても温かみがあるんですよ。

ピアノの音が綺麗すぎて涙が出てくるほどです(笑)
あまりの甘美あふれる音色に感動しますよ…。



スピーカーコードの質は、アンプやスピーカーの力を引き出す上で本当に大事なんだということを改めて思い知りました。





なお、このモンスターケーブルはスピーカーの付属品なので、安物なのかもしれません。
評判の良いコードに変更すれば、さらなる音質アップも見込めるかもしれませんね。

2009年03月02日

ONKYOのアンプ、「A-922M LTD」を導入してみた

随分と昔に購入していたONKYOのアンプ、「A-922M LTD」を私のPCに導入してみました。

このアンプはONKYOの「INTEC275」シリーズの一つで、10年位前の限定モデルでした。
確か、私が会社に入って、最初のボーナスをつぎ込んで購入したもので、アンプだけでなくスピーカーに「D-202AULTD」という限定モデル、そして単品CDとMDを合わせて買いました。
約20万円ほどしたと思います。

買ってから3年くらいは使っていたのですが、やがてパソコンで音楽を聴いたりすることが多くなり、結局お蔵入りさせてしまったコンポなんですよね。

アンプにデジタル結線が出来なかったのも理由の一つで、光端子のあるヤマハの「RP-U100」を購入し、それを今までずっと使っていたんですよ。

しかし最近、RCAでのアナログ接続の良さに気づき始め、今回「RP-U100」を外して、ONKYOのアンプとスピーカーを取り付けてみました。



パソコンとUSBオーディオの「UA-4FX」を繋ぐのは今まで通りですが、そこからアナログ接続で「A-922M LTD」に接続させております。
D/Aコンバータの役割をしているのが「UA-4FX」ですね。



実際に音を鳴らしてみたところ、今まで「RP-U100」で聴いていた音に比べ、音の解像度が高く、非常にクリアでマイルドな音質でした。
特にピアノがいい音を出してくれます。
アンプとスピーカーの組み合わせが良いせいもありますが、クラシック系に強い感じがします。
低音は綺麗な音は出ているんですが、わずかにボリューム感がないかもしれませんが…。

しかし、ここまで音質がいいものを今まで何で使っていなかったんだろう…。





ヘッドホン端子で「ATH-A900Ti」を繋いだところ、「RP-U100」と比べて、さらに音が広がったような印象です。
元々、マイルドな音質で臨場感のあるヘッドホンですからね〜。
音自体はクリアですが、くっきりした感じではなく、低音が少しぼやけて聴こえます。
まだ、「UA-4FX」に繋いだ方がマシかもしれない…。

「ATH-A500」を繋いでみたところ、音色がかなり明るくなった気がします。
中音域が前に出るようになって、こちらは前よりも聴きやすいですね。

まあ、ヘッドホンアンプではないので、こんなものかとも思いますが…。
D/Aコンバータを高品質なものに変えれば、多少は良くなるかもしれませんけれどね…。

とりあえず、ヘッドホンで聴く場合は、「UA-4FX」と「ATH-A900Ti」、「A-922M LTD」と「ATH-A500」という組み合わせにしようかと思います。

2009年03月01日

オーテクの「ATH-A900Ti」が格安で販売

今日も「ビックカメラ有楽町店本館」の2階にあるヘッドホンコーナーを覗いてきたのですが、先日、29800円で購入したオーディオテクニカの限定ヘッドホンである「ATH-A900Ti」の新品が、なんと19800円で売られてました。



なんということだ…(涙)
流石にショックを受けましたよ…。



ちなみに無印版の「ATH-A900」は18800円で販売。
価格差はわずかに1000円…。
「こんなに安くしていいのかよ」と、思わずビックカメラに抗議したい気分になりました(笑)

「ATH-A900Ti」は以前も書きましたが、定価は50000円以上もする限定1000台の高級ヘッドホンなんですよ。
オーテクらしくないマイルドな音質で、とても聴きやすいヘッドホンです。



また、「ATH-A900Ti」の試聴も出来るので、隣にある「ATH-A900」と比べてみると面白いかもしれません。
音の明瞭さはほぼ同等ですが、音の広がり方やボリューム感がまるで違うように感じられました。
「ATH-A900Ti」は、明らかに2万円以下で買えるヘッドホンの音質ではないです。

はっきりいって、この値段であれば「迷わず買い」ですよ。
欲しい方は、在庫がなくならないうちに、有楽町まで行って購入しちゃいましょう。



しかし私も、もう少し待ってから購入すれば良かったです…。
29800円でも十分安いと思うんですが、購入してから数日で1万円も安くなっているとショックを受けてしまいますよ。

まあ、今更後悔しても仕方がないんですけれどね…(苦笑)続きを読む

2009年02月27日

オーディオテクニカ「ATH-A500」のレビュー

5年以上も使っている私の愛用ヘッドホン、オーディオテクニカの「ATH-A500」の感想を全然書いたことがなかったので、今回改めてレビューしておきます…。
(※2009年3月27日、記事を再編集しています)

長年愛用してきたヘッドホンです


○ATH-A500
実売1万円以下の大型の密閉型ヘッドホン。
アートモニターシリーズの最下位機種。



価格の割には、非常に音質がいいです。

購入した頃は高音が強く、中音が滑らかな印象。
低音は、量感が乏しく、このクラスのヘッドホンにしては控えめだったと思います。

なお、最近、オーディオショップや家電量販店の試聴コーナーで、この機種の音を聴いたりしますが、他のアートモニターシリーズに比べて、高音と中音がこもって聴こえました。

エージングが進むと、次第に音質がクリアになっていき、オーディオテクニカらしい音になっていきます。
(それでも上位の「ATH-A700」あたりにはかなわない部分があります)

また、最近になってわかってきたことですが、「ATH-A500」は、接続先のD/Aコンバータやアンプの影響を受けやすいようです。
良質なD/Aコンバータやヘッドホンアンプに繋げると、品質の高いヘッドホンに化ける可能性があると思いました。

装着感ですが、ヘッドホンの大きさの割には軽く感じられます。
側圧もあまり感じないです。
しかし、長時間付けっぱなしだと流石に疲れますね。
3Dウイングサポートで頭の大きな方でも違和感がないと思います。

ヘッドホンが大きすぎるゆえに携帯性は全然ないので、外出するのには全く向きません。

外音遮断性が高いことや音漏れがあまりなく、良好ですね。

ヘッドホン入門者には価格の安さから最適と思われる1台だと思います。



それから、「ATH-A500」のイヤーパッドですが、素材が丈夫でなく、1年ぐらい頻繁に使っていると劣化していくと思います。
私の場合は騙し騙し使って5年ぐらい持たせましたが、流石に限界になって、イヤーパッドを交換しました。
本来は「HP-A900」というものを使うようですが、あえて上位機種用の「HP-A1000」を購入し取り付けています。

この「HP-A1000」というイヤーパッドは丈夫で長持ちしそうです。

2009年02月26日

アンプに通した方が音が良かった…

オーディオテクニカの限定生産のヘッドホン「ATH-A900Ti」をエディロールのUSBオーディオである「UA-4FX」のヘッドホン端子に直接接続して聴いていたんですが、どうも曲によっては音が広がりすぎたり、中音域が強く出すぎたりすることもあるんですよ。

そこで、試しに「UA-4FX」からデジタル結線でヤマハのマルチメディアデジタルアンプ「RP-U100」に繋いで、アンプのヘッドホン端子から「ATH-A900Ti」を繋いで試聴してみました。

すると、今度は非常にまとまっていて、音に伸びがあり、バランスもしっかりしている理想的な音が出てくるではありませんか。

ああ、なるほど〜。

やはりこういった高級ヘッドホンには、ちゃんとしたアンプが必要かと改めて思いましたよ。





ヘッドホン専用に作られたヘッドホンアンプならば、もっといい音が出ると思います。

そう思うとなんだか専用アンプも欲しくなってしまいましたよ…(笑)

2009年02月25日

ビックカメラ有楽町店本館にて、「ATH-A900Ti」を購入

ビックカメラ有楽町店本館にて、なんとオーディオテクニカのヘッドホン「ATH-A900」の限定モデル、「ATH-A900Ti」が入荷しておりました。

中身も間違いありませんでした。


これは、2007年に限定1000台のみ生産されたモデルです。
今では、どこの店にも在庫がなかったと思いましたが、まさかここに残っていたとは…。



以前、こちらに買い物に来た時は、同じく限定モデルの「ATH-A900LTD」があったんですよね。
値段も3万円台でした。

「ATH-A900Ti」がどこにも売っていないので、「ATH-A900LTD」を購入してみようかと思っていたのですが、こちらは完売したようです。
そのかわり、本命である「ATH-A900Ti」が売られていたんですよ…。

「もうこれは買うしかない」と思い、すぐに購入しました。
値札には39800円と書かれていたのですが、実は29800円で販売しているようです。
かなり安いですよ、これは…。
以前、他の店舗やネットで価格を調べたんですが、その頃は3万〜4万円ぐらいで販売されていたと思います。
それが3万円を切っているのには、正直驚きました。



現在、帰宅して早速このヘッドホンをエージング中です。

ちょっとだけ聴いてみましたが、音の解像度は私が持っている「ATH-A500」の比ではないです。
チタンハウジングなので、高音がきついかと思っていたのですが、実際に聴いてみるとマイルドな感じがしますね。
現在の上位機種である「ATH-A1000X」よりも低音がしっかり出ている気がしました。

無印版「ATH-A900」とも、また音の鳴り方が違う印象ですね。



エージングで音がどう変わるのか、楽しみです。

2008年12月14日

「ATH-A2000X」を店頭にて試聴してみた

以前、話題に取り上げたオーディオテクニカの高級ヘッドホン「ATH-A2000X」と「ATH-A1000X」ですが、実際に店頭に行って試聴してきました。



今日行ってみたところは、ヨドバシカメラ秋葉原店とビックカメラ有楽町店です。



まず最初にヨドバシカメラにて、「ATH-A2000X」〜「ATH-A500」といったアートモニターシリーズをそれぞれ試聴してみました。

ここの店舗でデモ曲として流れていたのは、中高音域の強い女性ボーカル曲ですね。
誰が歌っていたのかは失念してしまいましたが…(笑)

感想的には、モデルのランクが上がっていくに従って、音の解像度が増した印象でした。
ただ、「ATH-A900」までは、結構まとまった音を出していることに対し、新製品の「ATH-A1000X」以降は高音域がやや強く感じられ、音の粒まで聴こえるような鮮やかな音質でした。

その他、「ATH-A2000X」と「A1000X」はすごく軽量化されてますね。作りも「ATH-A500」に比べるとしっかりしているし…。
イヤーパッドは、どちらかと「ATH-A1000X」のほうがいいような気がします。

ただ、「ATH-A900」までのイヤーパッド(HP-A900)と、なんか両方とも物理的に互換性がなさそうな気がします。
ちょっと薄く感じるんですよね、イヤーパッドが…。

「ATH-A2000X」は音漏れがするという話もありますが、もしかすると原因はこれのせいかもしれませんね。

誰か試しに「ATH-A500」に「HP-A2000X」を取り付けてくれる猛者はいないだろうか…(笑)



次にビックカメラのほうに行って試聴してきました。

ここでは、低音が出ているジャズがデモ曲なんですが、ここで決定的なことが判明した気がします。

ヨドバシカメラと同様、全部のモデルで聴いてみましたが、「ATH-A2000X」と「A1000X」は低音の音質は良いものの音圧が無くスカスカでした…。

逆に「ATH-A900」から下位のモデルは高音から低音にかけてしっかりと出ていました。
特に、「ATH-A900」は音質も良くと低音もなかなか迫力があってバランスがいいですね〜。
「ATH-A500」や「ATH-A700」も低音がしっかり出ていてバランスもいいんですが、やや中高音域がこもった音になってしまってます。

「ATH-A2000X」や「ATH-A1000X」は低音が出ないため、音が軽すぎの印象です。
もう、店舗の試聴コーナーに展示されて一週間以上経ってますからね〜…。
ある程度、エージングは出来上がってきていると思ったのですが…。

エージングに1年以上かけてないと、本来のあるべき性能を発揮できないのかもしれませんね。



とりあえずは、こんな感じです。





総評としては…。

購入して、比較的早い段階で高い満足を得られるのは「ATH-A900」かと思います。
音質、音圧ともに非常にバランスが取れていて、かつ、あまり苦手な音楽ジャンルも無いような感じがしました。
ピュアオーディオとも言うのでしょうか…。

ただし、低音が出るといっても大迫力の低音は出ないので、低音重視の曲には向かないかもしれませんね。



価格的に安くて満足できるのは、「ATH-A500」

音がこもると書きましたが、これの上位機種と比べた場合で、同価格帯のヘッドホンを比べたら非常に高い水準にある音質なんですよ。
私も持っていますが、使い込んでいくと、やや音の定位が変に聴こえる場合がありますけれどね。



残念ながら、最新モデルの「ATH-A2000X」や「A1000X」は、購入して1、2週間程度では満足できないかもしれません。
本当に1年以上かけてエージングしていかないと低音が前に出てこないかも。。。
いや、もしかすると、これで落ちついてしまって永遠にこのままの、「スカスカした音質」の可能性も…。

音の解像度が高いため、非常にクリアな音が楽しめますが、高音域がきつく聴こえることもあるんですよね。
現時点では音楽ジャンルを選ぶヘッドホンかと思いました。

ヘッドホン自体の重さは軽く、ずっと装着したままでも以前のモデルよりは疲れにくいと思いますけれどね…。





私ならば、2つのアートモニター新製品より、「ATH-A900」のほうが買って損することはないと思います。

今回ずっと試聴していて、「ATH-A900」が欲しくなっちゃいましたよ…(笑)

2008年12月08日

「ATH-A2000X」が発売されました

オーディオテクニカのアートモニターヘッドホンの最上位機種「ATH-A2000X」と下位モデル「ATH-A1000X」が12月5日に発売されたようです。

なんでも来年の1月31日まで購入した方は、特製タンブラー(平たく言えばコップ)をペアでプレゼントするそうです。



先日まで限定モデルを除いた最上位機種は、「ATH-A900」なんですが、さらにそれの上をいくヘッドホンだけに音質などが気になるところ。

値段はどちらも高いんですけれどね。





ちなみに、アートモニターの最下位機種「ATH-A500」というヘッドホンを私は愛用しております。

値段のわりにいい音質なんですよね。

音の定位がイマイチな部分はあるんですが、満足しております。



確かに「ATH-A2000X」の音質は素晴らしいものがあると思いますが、これを買うと私の財布の中身が厳しくなるので、今の「ATH-A500」が壊れない限りは購入しないでしょう…(笑)




でも、私が一番気になるのはイヤーパッドのほうだったり…。

公式ページに書いておりましたが、「ATH-A2000X」のイヤーパッド(HP-A2000X)は「耐久性&肌触りの良いクラリーノでフィット感を向上」とあります。

私の「ATH-A500」は通常なら「HP-A900」というイヤーパッドを取り付けるのですが、以前の記事にも書いたとおり「HP-A1000」という上位機種のイヤーパッドに変更しております。



アートモニターシリーズは基本的に同じ形なので、上位機種のイヤーパッドでも取り付けることが可能なんですよ。



ということは、「ATH-A500」に「ATH-A2000X」のイヤーパッドも取り付けられるんじゃないかな…。

イヤーパッドはもちろん安いので、フィット感だけは最上位機種というのを味わえるのではないかと思います(笑)続きを読む